ニュース解説

スペースXがIPOで話題。
でも私たちの積立は、いつも通りでいい

2026年6月、イーロン・マスク氏のスペースXが、史上最大級のIPO(新規上場)でナスダックに上場し、大きな話題になりました。日本の証券会社からも申し込めたこともあって、「乗り遅れたくない」「お祭りに参加しなきゃ」という空気も。でも、コツコツ積み立てる私たちは、こういうIPOブームとどう付き合えばいいのか。落ち着いて考えてみます。

ニュース解説2026年6月19日読了 約5分
3行まとめ
  • スペースXが2026年6月12日にナスダックへ上場。時価総額は約1.75兆ドルと、史上最大級のIPOになりました。
  • ロケットや衛星通信スターリンク、AIなどの期待で注目度が高く、日本からも申し込めました。
  • 新規上場直後は値動きが特に激しめ。コツコツ派は、あわてて参加しなくて大丈夫です。

何があったの?

スペースXは、再使用できるロケットでの打ち上げや、衛星インターネット「スターリンク」、近年はAI事業まで手がける、世界最大級の宇宙・テクノロジー企業です。これまで株式を公開していませんでしたが、2026年6月12日、ついにナスダックに上場(IPO)しました(ティッカーはSPCX)。報道によると公開価格は1株135ドル、上場翌日には初値150ドルをつけ、時価総額は約1.75兆ドル(日本円でおよそ260兆円)と、史上最大級のIPOになりました。

注目すべきは、日本の個人投資家も、証券会社を通じてこのIPOに申し込めたこと。普段は機関投資家中心になりがちな大型IPOで、個人への割り当てが異例に多かったとも報じられ、「自分も参加できる」と話題が広がりました。一方で、評価額が高すぎるのではという過熱感を指摘する声も出ています。

用語:IPO(新規上場)
これまで株式を自由に売買できなかった会社が、証券取引所に株を公開して、誰でも売買できるようにすること。話題の会社のIPOは注目を集めますが、上場した直後は買い手と売り手が一気に動くため、値動きがとても大きくなりやすいのが特徴です。

これって、長期の積立に関係ある?

結論から言うと、無理に参加しなくて大丈夫です。話題のIPOは「お祭り」のような盛り上がりがあり、乗り遅れる気がして焦りますが、新規上場直後の株は、とくに値動きが激しいもの。初値で飛びついた結果、その後の乱高下に巻き込まれる、というのはよくある話です。専門家からも過熱感を指摘する声が出ている局面では、なおさら冷静さが大切です。

そして、長期のインデックス投資という観点では、こう考えられます。大きく成長して定着した企業は、いずれ主要な株価指数に組み入れられていくもの。つまり、IPO当日に賭けにいかなくても、本当に優れた会社なら、将来あなたの持つインデックスの中に、分散された形で自然と含まれていく可能性があります。あわてて当日に飛び込む必要はないのです。

落ち着きポイント:「乗り遅れる」という焦りは、投資でいちばん判断を誤らせる感情のひとつ。話題のIPOに参加しなくても、あなたの積立は何も損なわれません。お祭りはニュースとして楽しみつつ、自分の積立はいつも通り続ければ大丈夫です。

私の考え

正直、宇宙とAIという組み合わせはロマンがあって、ニュースを見ているだけでワクワクしました。「ちょっとだけ申し込んでみようかな」とも思いました。でも結局、私はIPOには参加せず、いつも通りインデックスを積み立てることにしました。

理由はシンプルで、上場直後の激しい値動きに賭けるのは、自分のスタイルではないからです。当てにいくより、世界全体の成長をコツコツ取りにいくほうが、私には合っている。もしスペースXがこれからもっとすごい会社になれば、いつか自分の持つインデックスの中にも入ってくるはず。そう考えたら、今あわてる必要はないな、と落ち着けました。お祭りは、外から楽しむくらいがちょうどいいのかもしれません。

この記事について

  • 本記事はニュースの紹介・解説と運営者個人の感想であり、特定の銘柄やIPOへの参加を推奨するものではありません。新規上場株は値動きが大きく、リスクも高くなります。
  • 価格などの数値は2026年6月時点の報道に基づきます。今後の株価を予測・保証するものではありません
  • 最新かつ正確な情報は、公式発表や信頼できる報道でご確認ください。投資の判断はご自身の責任で。