キオクシア株が急騰して話題。
個別株のニュースを、インデックス派はどう見る?
2026年、半導体メモリー大手キオクシアの株価が急騰し、上場来高値をつけました。こういうニュースを見ると、「乗っておけばよかった」「今からでも買うべき?」と心がざわつきますよね。でも、個別株を追いかけずインデックスでコツコツ積み立てる私たちは、これをどう受け止めればいいのか。落ち着いて考えてみます。
- キオクシア(半導体メモリー大手)の株価が2026年に急騰し、6月中旬に一時9万円近く・上場来高値をつけました。
- 背景は、AIデータセンター向けの記憶装置(NAND)需要の急拡大、業績の急成長、日経平均への採用など。
- 値動きが非常に激しい個別株。インデックス派は、あわてて飛び乗らなくて大丈夫です。
何があったの?
キオクシア(旧・東芝メモリ)は、スマホやパソコン、データセンターのSSDなどに使われる「NANDフラッシュメモリ」をつくる半導体メーカーです。この会社の株価が2026年に入って急騰し、報道によると6月中旬には一時9万円近く(前週末比およそ11%高)まで上昇し、上場来高値を更新しました。2026年初めには1万円ほどだったので、半年ほどでとても大きく値上がりした計算になります。
急騰の背景にあるのは、生成AIの広がりによるデータセンター向けの記憶装置(NAND)需要の急拡大です。AIには大量のデータを保存する場所が必要で、その需要にメモリの供給が追いつかず、価格と業績が大きく伸びました。さらに、2026年4月に日経平均株価(日経225)の構成銘柄に採用されたことで、指数に連動するファンドからの買いも入りやすくなった、と言われています。
写真・動画・アプリなどのデータを保存しておく「記憶媒体」の一種で、電源を切ってもデータが消えないのが特徴。スマホやUSBメモリ、パソコンのSSDの中に入っています。AIの計算には大量のデータ保存が必要なため、いま需要が伸びています。
これって、長期の積立に関係ある?
まず、いちばん大事なことから。個別株(キオクシアのような1社の株)を、わざわざ自分で買う必要はありません。全世界株やS&P500、日経平均に連動するようなインデックスを積み立てていれば、こうした成長企業の株も、その中に少しずつ・分散した形ですでに含まれています(キオクシアも2026年4月から日経平均の一員です)。「話題のあの会社、自分は持っていない」と焦る必要はないのです。
そして気をつけたいのが、すでに大きく上がったあとに飛び乗ることのリスクです。キオクシアの株は値動きがとても激しく、市場では「ジェットコースター銘柄」と呼ばれるほど。急騰のあとには急落もありえますし、「上がりすぎでは」と過熱を指摘する声も出ています。話題になってから飛び乗るのは、いちばん高いところで買ってしまう(高値づかみ)の典型でもあります。
落ち着きポイント:話題の個別株に飛び乗るのは、当てにいく「ゲーム」への参加です。私たちの戦い方は、当てることではなく、広く分散して長く続けること。ニュースで盛り上がっている銘柄を見ても、あわてて何かを変える必要はありません。
私の考え
正直に言えば、こういうニュースはワクワクするし、「ちょっとでも買っておけば…」と一瞬よぎります。でも私は、個別株は買わないと決めています。理由は2つ。ひとつは、どの会社がいつ上がるかを当てる自信がないこと。もうひとつは、ジェットコースターのような値動きに、自分の心が耐えられる気がしないことです。
その点インデックスなら、当てにいかなくても、こうした成長を世界中の会社まるごとの一部として、少しずつ受け取れている。だから今回も、私は設定を何も変えませんでした。話題に乗らないことが、自分にとっては「続けられる」いちばんの方法だと思っています。
この記事について
- 本記事はニュースの紹介・解説と運営者個人の感想であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。個別株は値動きが大きく、リスクも高くなります。
- 株価などの数値は2026年6月時点の報道に基づきます。今後の株価を予測・保証するものではありません。
- 最新かつ正確な情報は、公式発表や信頼できる報道でご確認ください。投資の判断はご自身の責任で。
自分は何に投資してる? を整理しよう
全世界株とS&P500の違いから、自分の投資先を確かめてみましょう。