NISAの基本

単利と複利、何が違う?
20代最大の武器を、数字で理解する

「複利がすごい」とはよく聞くけれど、単利と何がどう違うのか。実は、この違いこそ「20代こそ有利」と言われる理由そのものです。具体的な数字で、いちばんやさしく説明します。

NISAの基本読了 約5分最終更新:2026年7月
先に結論

単利は元本にだけ、複利は増えた利益にも利益がつく仕組み。100万円を年5%で回す仮定なら、30年後は単利250万円に対し複利は約432万円。差は後半ほど加速するので、時間を長く持てる20代ほど有利です。ただし実際の投資は上下しながらで、利回りは約束されません。

単利=元本にだけ、複利=利益にも

単利は、最初に入れたお金(元本)にだけ利益がつく計算。複利は、増えた利益にも、さらに利益がついていく計算です。言葉にすると小さな違いですが、時間が経つほど、この差はとんでもなく開きます。

数字で見ると、こうなる

仮に100万円を年5%で運用できたとします(あくまで計算上の仮定です)。10年後:単利150万円、複利は約163万円——差は13万円ほど。20年後:単利200万円、複利は約265万円——差は65万円。30年後:単利250万円、複利は約432万円——差は180万円超。

ポイントは、差が後半になるほど加速すること。複利は雪だるまと同じで、玉が大きくなるほど、ひと転がりで付く雪も増えるのです。だからこそ「早く始めて長く続ける」が効く。20代の最大の武器が時間だと言われるのは、この仕組みのためです。

ざっくり便利な「72の法則」

お金が2倍になるまでの年数は、72 ÷ 利回り(%)でざっくり計算できます。年5%なら 72÷5 ≒ 14年ちょっとで2倍。年3%なら24年。暗算でイメージが掴める、覚えておくと便利な式です。

大事な注意:投資の複利は「一直線」ではない

ここまでの計算は、毎年きっちり5%増える前提の「理屈の世界」です。実際の投資は上がる年も下がる年もあり、利回りは約束されません。複利の力は、上下を繰り返しながら長い目で見たときに効いてくるもの。半年や1年で実感できなくても、それが普通です(私も最初の数か月は「本当に意味あるのか」と半信半疑でした)。

自分の年齢と積立額なら何年でどうなるか——理屈より、実際にグラフで見るのがいちばん腹落ちします。シミュレーターでどうぞ。

この記事に関する、よくある質問

Q.銀行預金にも複利はつきますか?
多くの預金は複利ですが、金利がとても低いため効果はごくわずかです。複利は「率 × 時間」で効くので、率が小さいと雪だるまがほぼ育ちません。
Q.複利の効果は、いつ頃から実感できますか?
グラフが目に見えて立ち上がるのは後半です。最初の数年はほとんど分かりません。「退屈な前半に耐える」ことが、複利を受け取るための条件だと思っておくとラクです。

参照・出典

制度・数値・手数料は変更されることがあります。投資のご判断は、各社・公式の最新情報を必ずご確認ください。

読んでみて「自分は何から始めるタイプだろう?」と思ったら——30秒のスタート診断が、最初の一歩を提案します。
運営者・はる

23歳・社会人1年目。金融の専門家ではなく、実際にNISAで積み立てている当事者として、当時の自分がほしかった情報を、やさしい言葉でまとめています。

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