日経平均、一時4,000円超の急落。
コツコツ派は、どう受け止める?
2026年7月17日、日経平均株価が一時4,000円を超える急落となり、ニュースやSNSは「歴代5位の下げ幅」「暴落」の文字であふれました。積み立てを始めたばかりの人ほど、心がざわついた日だったと思います(私もです)。でも、この急落——落ち着いて中身を見ると、コツコツ派が学べることがたくさんありました。
- 2026年6月、日経平均が史上最高値を更新し、一時6万6,900円台をつけました。
- 背景は、円安・AIや半導体への期待・海外投資家の買いなど。
- 長期でコツコツ積み立てる人は、最高値でも基本「いつも通り」でOK。
まず、何が起きたのか
7月17日(金)、日経平均の終値は前日比−2,694円(−4.0%)の64,141円。この下げ幅は日経平均の歴史でも歴代5位にあたる大きさで、取引時間中には一時4,000円超安、6万3,000円を割り込む場面もありました。前日の米国市場で半導体株の指数(SOX)が4%超下げた流れを受けて、これまで相場の上昇を引っ張ってきたAI・半導体関連の銘柄に売りが集中。以前このブログでも取り上げたキオクシアは、ストップ安まで売られました。
興味深いのは、「これ」という決定的な悪いニュースがあったわけではない、という市場関係者の声が多かったこと。AIへの期待が先行して高くなっていたところに、3連休前の手じまい売りが重なった——そんな説明が主でした。
でも、3日後には大きく戻った
そして3連休明けの7月21日、日経平均は+2,091円(+3.3%)の大幅反発。66,000円台を回復し、その後もおおむねその水準で推移しています。「歴代級の暴落」の直後に、歴代級の戻り。もし金曜の急落に耐えられず狼狽して売っていたら、この反発に乗れないまま、いちばん安いところだけを引き受けたことになります。
コツコツ派が持ち帰りたい3つのこと
① 金額ではなく、%で見る。「4,000円安」「歴代5位」と聞くと足がすくみますが、率にすれば1日で約4%。過去にも起きてきた規模の変動です。日経平均が6万円台と大きくなったぶん、同じ%でも「円」の数字は史上最大級に見える——金額の見出しは、実態より怖く聞こえるのです。
② 下げの「中身」を見る。この日、市場全体を表すTOPIXの下げは約2.7%と、日経平均より小さめでした。売りがAI・半導体の一部の値がさ株に集中していたからです。特定のテーマに資産が偏っているほど、こういう日は深く傷つく。幅広く分散した土台(コア)を持つ意味を、まさに実地で見せてくれた一日でした。
③ 予測ではなく、仕組みで備える。今回はたまたま数日で戻りましたが、次も同じとは限りません。戻るかもしれないし、もっと下げるかもしれない——それは誰にも分かりません。分からない前提で、毎月同じ日に同じ額を積み立てる仕組みにしておけば、急落の日に判断すること自体がなくなります。積み立てにとって下げた月は、同じ金額で多く買える月でもあります(もちろん、その後も下げ続ける可能性はあります)。
私自身の話
正直に言うと、17日の午後はスマホを何度も見ました。でも、何もしませんでした。話題に飛びついて買った春の失敗(4月の記録)から学んだのは、急いで動きたくなった時ほど、動かないということ。売りでも同じです。3日後の反発を眺めながら、「仕組みに任せておいてよかった」と静かに思いました。
出典:日本経済新聞・株探などの市況報道(2026年7月17日〜23日)をもとに、個人が要約しています。数値は報道時点のもので、将来の値動きを示すものではありません。本記事は情報の整理であり、投資助言や特定商品の推奨ではありません。