銘柄・商品選び(発展)

NASDAQ100ってどんな指数?
ハイテク集中の「攻め」の選択肢

オルカンやS&P500を調べていると、次によく目に入るのが「NASDAQ100(ナスダック100)」。アメリカのハイテク企業にぎゅっと集中した、いわば"攻め"の指数です。実は私自身も少し持っています。ただし、これは初心者の最初の1本というより、土台ができた人の「+α」。中身も、おいしい部分も、こわい部分も、正直に整理します。

銘柄・商品選び読了 約8分2026年6月
先に結論

NASDAQ100は米国のハイテク企業中心の、値動きが大きめな指数です。過去のリターンは力強かった一方、下落も深くなりやすいのが特徴。初心者の土台はあくまでオルカンやS&P500にして、その上で「余力で少し加える」くらいの付き合い方が無難です。

NASDAQ100とは?

NASDAQ100は、アメリカのナスダック市場に上場する企業のうち、金融を除いた時価総額トップ100社で構成される株価指数です。中身を見ると、Apple・Microsoft・NVIDIA・Amazon・Google(Alphabet)・Metaといった、名だたるハイテク大企業が中心。AI・半導体・クラウドなど、いまの成長の最前線にいる会社が多く詰まっています。

S&P500(米国の約500社・幅広い業種)とくらべると、NASDAQ100は会社数が100社と少なく、ハイテクへの偏りが強いのが特徴です。とはいえ両者の上位はGAFAMなどで重なっているので、まったく別物というより「S&P500のハイテク部分を、さらに濃くしたもの」とイメージすると分かりやすいです。

いいところと、こわいところ

"攻め"の指数なので、長所と短所がはっきりしています。両方をセットで見てください。

いいところ

  • 成長分野(AI・半導体など)の伸びを凝縮
  • 過去のリターンはS&P500を上回る局面も多かった
  • 近年は低コストの投信も増えてきた

こわいところ

  • ハイテク集中ぶん、値動きがとても大きい
  • 過去には半分以下まで下がった局面も
  • コストはオルカン等より少し高めなことが多い

ここが大事:NASDAQ100は、過去に株価が半分以下になるような大きな下落も経験しています(ITバブル崩壊など)。上がるときは大きいぶん、下がるときも深い。「下がっても続けられるか?」を自分に問いかけてから検討するのがおすすめです。

連動する投信の例

NISAで買える、NASDAQ100に連動する投資信託には、たとえば「ニッセイNASDAQ100」「iFreeNEXT NASDAQ100」「SBI NASDAQ100」などがあります(いずれも一例です)。信託報酬はおおむね年0.2〜0.5%程度で、オルカンやS&P500(年0.1%未満)より少し高めなことが多いですが、近年は下がってきています。実際のコストや内容は、購入前に各商品の公式情報で必ず確認してください。

どう付き合うのがいい?

よく言われるのが、コア・サテライト」という考え方です。資産の大部分(コア)は、オルカンやS&P500のような広く分散したものでどっしり構え、余力の一部(サテライト)だけ、NASDAQ100のような攻めの指数を加える——という組み立て方です。

逆に、初心者がいきなり全部をNASDAQ100にするのは、集中しすぎでおすすめしません。下落が来たときに耐えられず、いちばん下がったところでやめてしまう——これが長期投資で最ももったいない失敗だからです。あくまで土台があってこその「+α」と考えてください。

イメージ:コア・サテライト

たとえば、こんな配分の考え方があります(あくまで一例で、正解ではありません)。

コア(土台):オルカン / S&P500 サテライト(少し):NASDAQ100 など
私の場合

正直に書くと、私も土台とは別に、一部だけNASDAQ100を持っています。理由は単純で、AIや半導体といった分野がこれから伸びると面白いな、と個人的に思っているからです。

ただし、メインはあくまで世界に分散したインデックス。NASDAQ100は「下がってもしばらく戻らないかもしれない」と覚悟したうえで、その範囲だけにしています。だからこれは人にすすめるものではなく、自分が納得して持っているもの。同じことをするかどうかは、リスクを理解したうえで、あなた自身で決めてください。

読むときの注意

  • 特定商品の推奨ではありません。商品名は一例で、購入を勧めるものではありません。NASDAQ100は集中度が高く、リスク(値動き)が大きい指数です。
  • 過去の成績は将来を保証しません。過去に良かったからといって、これからも上がり続けるとは限りません。
  • 数字は最新を確認。構成やコストは変わります。投資前に各商品の公式情報をご確認のうえ、ご自身の判断で。